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このような症状はありませんか?

  • 胸焼けがする
  • 胸のあたりが痛い
  • 口の中が苦い
  • 酸っぱい感じが上がってくる

どんな病気?

胃酸が食道に逆流することで、胸焼け症状や呑酸(酸っぱいものが上がってくる感じ)を感じる病気です。

逆流症状があり内視鏡で食道に傷を認める状態を“逆流性食道炎”と呼び、食道に傷がない状態を“非びらん性胃食道逆流症”と呼びます。診断方法や治療に大きな変わりはないため、便宜上ここでは逆流性食道炎とまとめています。

検査・診断方法

診断に最も有効なのは「胃カメラ」です。

検査は必須ではありませんが、他の病気のリスクが高くなる40歳以上の方や、喫煙や飲酒の機会が多い方、貧血や体重減少などがみられる方には強く検査をおすすめします。ただし、内視鏡の所見が必ずしも逆流のレベルや症状の強さと一致するわけではないので、検査と同じくらい症状や生活歴の聴取も重要です。

胃カメラ以外にも、胃酸を抑える薬を服用して胃酸の逆流を改善&確認する「診断的治療」も広く行われています。

治療方法

PPIテストまたはP-CABテストによる診断的治療

胃酸を抑える薬(PPIまたはP -CAB)が非常によく効くため、服用後の症状改善の有無で逆流性食道炎の診断ができます。 薬の中断で逆流症状が再発する場合は、長期に服用する「維持療法」、または症状が強い時にだけ服用する「オンデマンド療法」を行います。 薬以外にも生活指導(ダイエット、ゆっくり食べる、油っぽいものを控える、食べてすぐ横にならないなど)も有効です。

医師からのメッセージ

逆流性食道炎 | 胃の病気

逆流性食道炎は広く知られ、患者さん自身で疑うケースがとても多い病気です。 しかし、確実な診断・治療法に使う制酸薬(PPIまたはP-CAB)は市販薬として購入はできず、服用するには医師の処方箋が必要になります。胸焼けや呑酸に悩んだら、ぜひ消化器内科専門医にご相談ください。

あなたの相談窓口は
「胃痛外来」です