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腹部超音波(腹部エコー)検査

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腹部超音波(腹部エコー)検査は、お腹の中にある複数の臓器を一度に確認できる検査です。
健康診断で数値の異常を指摘された方や、お腹の不調が気になる方におすすめしています。
X線を使わないため被ばくの心配がなく、必要に応じて繰り返し受けていただけます。

このような方は、
腹部超音波検査を受けましょう。

以下に当てはまる方は、一度腹部超音波検査でお腹の中の状態を画像で確認しておくことをおすすめします。

腹部超音波(腹部エコー)検査
  • 肝炎ウイルスに感染している
  • 肝機能障害を指摘されたことがある
  • 糖尿病を患っている
  • 胆石がある
  • 体重が減少した
  • 血縁のご家族に、消化器のがんにかかった方がいる
  • 膵臓にのう胞(IPMN;膵管内乳頭粘液性腫瘍)を指摘されたことがある

また、50代以降の方にも、一度検査を受けておくことをおすすめしています。とくに糖尿病のある方は、膵臓がんや肝臓がん、大腸がんのリスクが高まることが分かっているため、年に1回の検査を推奨しています。

上記に当てはまらなくても、「健診で指摘を受けたけれど、どうすればいいかわからない」「自覚症状はないけれど念のため調べておきたい」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

検査で見つかる主な病気

お腹に超音波を当てることで、肝臓、胆嚢、胆管、腎臓、脾臓、膵臓などを観察します。また、同時に骨盤内にある臓器(男性は前立腺、女性は子宮や卵巣)の様子も確認できます。

具体的には、肝臓の脂肪のつき具合、胆嚢内の結石、腎臓や膵臓の形の変化などを調べます。血液検査ではわからない状態を画像で確認できるため、血液の数値が正常でも異常が見つかるケースがあります。

それぞれの臓器で、主に次のような病気を見つけることができます。

腹部超音波(腹部エコー)検査
肝臓
  • 脂肪肝
  • 肝硬変
  • 肝嚢胞
  • 肝腫瘍
腹部超音波(腹部エコー)検査
胆嚢・胆管
  • 胆石
  • 胆嚢炎
  • 胆のうポリープ
  • 胆管腫瘍
腹部超音波(腹部エコー)検査
腎臓
  • 腎嚢胞
  • 尿路結石
  • 腎盂拡張
  • 腎結石
腹部超音波(腹部エコー)検査
膵臓
  • 膵癌
  • 膵腫瘍
  • 膵嚢胞
  • 膵石

腹部超音波検査ではわからないこと

一方で、腹部超音波検査ですべてが見えるわけではありません。腸にガスがたまっていたり、体格によっては超音波が届きにくく、奥の臓器が見えづらいことがあります。また、胃や大腸など管状の臓器は、超音波では確認しづらいと言われています。

そのため当クリニックでは、お体の状態や目的に応じて、血液検査・腹部超音波検査・内視鏡検査の3つを使い分けています。

血液検査 腹部超音波検査 内視鏡検査
臓器の働きを数値で確認します 臓器の形や状態を画像で確認します 消化管の内側を直接確認します

当クリニックの腹部超音波検査

腹部超音波(腹部エコー)検査

# 01 消化器以外の臓器の変化も
見つかります

エコー検査で確認できるのは、肝臓や膵臓といった消化器だけではありません。腎臓がん、膀胱がん、卵巣がん、子宮がんなど、消化器内科とは一見関係のなさそうな病気が偶然見つかることもあります。

このように、ひとつの検査で幅広い範囲の状態を確認できるのが特徴です。

腹部超音波(腹部エコー)検査

# 02 膵管の拡張など、
腫瘍が写る前の
手がかりを探します

肝臓や膵臓は、異常があっても自覚症状が出にくい臓器です。痛みや不調を感じたときには、すでに症状が進行していることがあります。

たとえば膵臓がんの場合、超音波の画像としてはっきりと捉えるには1cmほどの大きさが必要です。しかし、膵臓がんで1cmというと、すでにかなり進行している段階といえます。

そのため当クリニックでは、腫瘍そのものを見つけるだけでなく、その一歩手前の変化を手がかりにしています。代表的なのが膵管の拡張です。まだ塊になっていないごく小さな病変であっても、膵管を部分的に押し広げることがあるため、そのわずかな広がりを超音波で確認しています。

気になる所見があれば、MRIやCTによる精密検査へご案内します。腹部超音波検査は、病気を確定させるだけでなく、少しでも早く異常に気づくための検査でもあります。

腹部超音波(腹部エコー)検査

# 03 内視鏡検査も
同じクリニックで受けられます

検査の結果、胃や腸など消化管の内側を直接確かめる必要が出てきた場合でも、同じクリニックで相談できます。

ただし、内視鏡検査と腹部超音波検査は、原則として同じ日には行いません。内視鏡検査では消化管を膨らませるために空気を入れるため、超音波では奥が見えにくくなってしまうからです。その場合は、日をあらためてご案内いたします。

腹部超音波(腹部エコー)検査

腹部超音波検査の
概要

腹部超音波(腹部エコー)検査
所要時間 10〜15分前後
持ち物
  • 健康保険証
  • お薬手帳
  • 直近の検診結果
食事制限 検査直前の食事は絶食にてご来院ください。
飲水は可能です。骨盤内を観察しやすくするため、尿はできる限り我慢してください。膵臓を観察しやすくするため、お茶または紅茶を200cc持参してください。
検査費用 約1,500円(3割負担の場合)

普段飲まれているお薬を確認するため、お薬手帳をご持参ください。健診や人間ドックで異常を指摘された方は、その結果票もお持ちいただければ、前回の結果からの変化を比較しながら確認できます。

検査の流れ

検査予約

腹部超音波検査は予約制です。ご希望の日時によって、予約方法が変わります。

ご希望の日時 ご予約方法
月曜日 午前
  • インターネット予約
  • LINE予約
  • お電話
上記以外の日時 お電話、または初診外来で相談

毎週月曜日の8:30〜11:30は、超音波検査士の資格を持つ臨床検査技師が検査を担当します。
それ以外の日時は、医師が担当します。どちらの場合も、結果は医師からご説明します。

検査当日

検査当日は、以下の3点をお願いしております。

  1. 朝は絶食でご来院ください
    お水などの飲水は可能です食事をすると胆嚢が収縮してしまい、正確な大きさや内部の状態が観察できなくなるためです
  2. お茶または紅茶を200ccほどご持参ください
    膵臓を観察しやすくするためです。超音波は空気を通りにくく、液体をよく通します。胃の中に液体が入っていると、その奥にある膵臓へ超音波が届きやすくなります
  3. 尿はできる限り我慢してください
    膀胱に尿がたまっている状態のほうが、膀胱そのものや、子宮・卵巣といった骨盤内の臓器がはっきりと見えるためです
服装について

首元、お腹回りなどゆったりとした服装でお越しください。

お薬について
  • 原則として当日朝のお薬は服用せず、検査終了後に服用してください。
  • 抗血栓薬(血液をさらさらにするお薬)は事前に中止していただく必要はありません。
  • ご不明な点があれば、お電話にてご相談ください。
  • 当日はお薬手帳をお持ちください。

検査(10〜15分)

受付後、検査室のベッドに仰向けになっていただきます。お腹に専用のゼリーを塗り、超音波の機械を当てて観察していきますが、検査による痛みはありません。

お腹を出していただきますが、検査に必要な範囲だけです。医師や技師から必要以上に見られる心配はありません。

呼吸によって臓器の位置が動くため、検査中に何度か息を吸って止めていただくようお願いすることがあります。同じ場所を繰り返し確認することもありますが、これは異常があるからではありません。さまざまな角度から観察しているためです。

検査後

検査結果は、医師よりご説明いたします。検査のみでご来院された方には、当日その場でお伝えします。定期通院中の方や次回外来の予定がある方には、次回の診察時に詳しくご説明します。

画像に何らかの所見が見つかった場合でも、肝嚢胞や腎嚢胞のように、すぐに治療を要さないものもあります。その場合は、一定の期間をあけてから再度検査を行う「経過観察」をご提案します。

結果を踏まえて今後の治療方針や対応をご案内し、さらに詳しい検査が必要な場合は、MRIやCTによる精密検査のため、連携する医療機関へご紹介いたします。

終了

お会計は、受付横の自動精算機にて、スムーズにお支払いいただけます。