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このような症状はありませんか?

  • みぞおち付近(心窩部)が痛む
  • みぞおち付近(心窩部)の不快感が長く続く

どんな病気?


機能性ディスペプシア(以下FD)は、聞き慣れない病名かもしれませんが日本人の10人に1人がなると言われるほど患者さんが多く、胃痛外来で最も多く診断する病気です。

以下のようなさまざまな要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

  • 胃に内容を貯めにくい体質(胃適応性弛緩障害)     
  • 胃の内容が出て行きにくい(胃排出障害)
  • 胃酸過多
  • 胃知覚過敏
  • 精神的な要素
  • 遺伝的な要素
  • 胃内細菌叢(胃内フローラ)

FDは、下記の2タイプに分かれます。

①痛みの強いタイプ(心窩部痛症候群)

ストレス、胃酸、胃知覚過敏と関連が強いと考えられます。

②胃もたれタイプ(食後愁訴症候群)

胃の動きの問題(適応性弛緩障害や排出障害)と関連が強いと考えられます。

検査・診断方法

胃カメラ検査で、食道、胃などの臓器に異常がないか確認します。

目に見えない病気(機能性疾患)なので、他の疾患を除外することで診断します。 実際には胃カメラで食道、胃、十二指腸などの臓器に目に見えるような異常がないことを確認します。

治療方法

 

症状別アコファイ度有効率(当院データ)

症状によって有効な薬を選ぶことが大切です。

タイプによって有効な薬が大きく変わります。治療する前の詳細な問診などからタイプを判断し、病態にあった薬を選ぶことが大切です。最近ではFDに対する特効薬(アコファイドR)も開発され、多くの患者さんを治療できるようになりました。食後愁訴症候群に対してアコファイドRを積極的に使用し、心窩部痛症候群には、粘膜保護薬や漢方を用いることで症状の緩和が期待できます。

 

医師からのメッセージ

機能性ディスペプシア | 胃の病気
当院では、FD特に食後愁訴症候群に対してアコファイドRを積極的に使用し、70%以上の患者さまから「症状が楽になった」とご評価いただいております。みぞおちの不快感でお悩みの方は胃痛外来にご来院ください。

あなたの相談窓口は
「胃痛外来」です