投稿日:2026.01.20 最終更新日:2026.01.20
【医師が回答】男性は「大腸がんになりやすい」は本当?発症要因から見るウワサの真偽について
インターネットで『大腸がん』と調べると、サジェスト(検索提案)に「年齢」やら「食事」やら…の中に『男性』というキーワードがあります。
大腸がんは男女ともに日本の死因の上位を占める疾患ではありますが、そもそも『男性の方がなりやすい』は本当なのでしょうか?
そこで本記事では、大腸がんの原因を整理し、本当に男性の方が多いのか?について徹底解説します!
この記事を読めば、こんな悩みが解決します!
- 大腸がんの「変えられる原因」と「変えられない原因」
- 男性に大腸がんが多い理由と科学的根拠
- 今日からできる予防方法
- 検査の重要性と当院の検査の特徴
青木内科・眼科 青木 洋一郎
総合内科専門医/日本消化器病学会専門医/日本内視鏡学会専門医。日本人の2人に1人が「がんになる」と言われる時代に、早期発見の重要性を知ってもらいたいという思いから「痛くない内視鏡検査」を確立。
そもそも:男性は「大腸がんになりやすい」は本当?
【結論】「本当」だが、女性が少ないわけではない!
まず結論からお話すると、男性は女性と比較して、大腸がんになりやすい傾向にあります。
国立がん研究センターの統計では、男性の大腸がん発症率は女性の約1.3倍も高いということも分かっています。
死亡数を見ても、2023年のデータでは男性28,099人に対し女性24,989人と若干男性の方が多い数値になっていますが、注意したいのは決して「女性が少ない」というわけではないこと。
大腸がんは年齢と共に男女どちらも発症するリスクがある病気なのです。
とはいえ、男女どちらが多いか?という問いに対しては、男性の方が多いことがデータ上明らかになっています。
【なぜ?】男性が大腸がんになりやすい理由

ではなぜ男性の方が大腸がんのリスクが大きいのでしょうか。ここからは考えられる要因を3つ紹介します。
1:女性ホルモンの保護作用がないから
女性が豊富に持つ「エストロゲン」というホルモンが大腸がん発生をある程度抑えている可能性があると言われています。
あくまでデータから読み取れる可能性ではありますが、閉経前の女性は男性より大腸がんの発症率が低く、閉経後に差が縮まることから、かなり有力な仮説とされています。
つまり女性ホルモンが豊富な間は一定の防御作用があるのに対し、男性はその恩恵がないためリスクが相対的に高くなるとされています。
2:喫煙率及び、飲酒者が多いから(喫煙率は女性の約3.7倍)

男性は女性よりも、お酒やタバコの摂取量が多い。ここも男女差の要因のひとつとされています。
統計によれば、日本人の喫煙率は「女性:6.9%」に対して、「男性:25.6%」と圧倒的に高く、多量飲酒者の割合も男性14.1%、女性9.5%で男性が上回ります。
アルコールとタバコは大腸がんの発症因子とされているため、これらの有害習慣を持つ人が男性の方が多いことも、発症数の違いを生んでいると考えられています。
「食生活が影響している」という声も
食生活においても、男性は「肉中心(野菜不足)」になりがちな傾向もあります。
野菜が不足して食物繊維が減ると、便通が悪くなり、その結果、悪玉菌などが腸内に留まりやすくなって大腸がんになりやすいという考えもあります。
3.「まだ大丈夫」と検査を先延ばしにしがち

男性は自覚症状が出ても「痔だろう」「放っておけば治る」と考えたり、忙しさを理由に検診を先延ばしにする傾向が指摘されています。
女性は妊娠・出産や婦人科検診の習慣などで医療受診が男性より多く、健康意識も高い傾向にありますが、男性は「自分はまだ大丈夫」と過信しがちです。
また日々の仕事の忙しさから『そもそも病院に行ってる暇なんてないし…』という意見もよく聞きます。
早期発見の機会を逃してしまうと、結果として見つかった時に進行がんになっているケースが多く、統計上も男性の患者数・死亡数が高く出る一因となっています。
つまり、男性はホルモン面のハンデと生活習慣上のリスクが高いにもかかわらず、検診を受けにくい行動傾向が重なり、大腸がんになりやすく・見つかりにくいという悪循環が一般化してしまったと考えられています。
【男性必見】大腸がんを予防するには?
大腸がんの原因はいくつか判明していますが、「変えられる原因(生活習慣要因)」と「変えられない原因(身体的・遺伝的要因)」に大きく分けられます。
まずは変えられる原因を知り、今日からできる予防法を知ることが大切です。
何をすれば予防できる?
ここで解説する大腸がんの要因は個人の意識や習慣で変えられる原因です。
- 食習慣(高脂肪+食物繊維不足)
- 運動不足による便秘・免疫力低下
- 日常的な飲酒習慣
- 喫煙(歴を問わず)
ただし以下を抑えれば『大腸がんにならない』というわけではありません。発症リスクを少しでも下げる生活習慣スタイルとして学んでいただければと思います。
偏った食習慣(高脂肪・食物繊維不足)を避ける!

大腸がんの発症リスクを高める要因としては、まず第一に食生活が挙げられます。
特に赤肉(牛肉、豚肉、羊肉など)や加工肉(ハム、ソーセージなど)の過剰摂取や、食物繊維が不足した食習慣が危険視されています。
WHOの外部研究組織IARCは、2015年に加工肉を「人に対して明らかに発がん性あり(グループ1)」と分類しました。加工肉の摂取量が1日あたり50g増えるごとに、大腸がんリスクがおよそ18%上昇するとの報告があります。
赤身肉は「発がん性がおそらくある(グループ2A)」
出典:『IARC公式プレスリリース』
【院長コラム】“食肉が悪い”わけではありません
患者様からよく『食肉(加工肉)は食べない方がいいですか?』と質問いただきます。
結論ですが、食事はバランス良く食べるのが必須。食肉から得やすい栄養素もありますし、むしろ全く摂取しないと、栄養が足りず、別の疾患を発症するリスクも上がってしまいます。
ここでお伝えしたいのは『毎日“肉だけ”を摂取することで、食物繊維などが不足してしまう』を防いでいただきたい、という点です。
ですので肉を食べること自体に敏感になる必要はありません。肉と同様に野菜やそのほか消化に優しい食べ物も献立に取り入れていただければと思います。
適度な運動をしましょう!(大腸運動を促進させる)

加えて運動不足による「便秘」や「免疫力低下」も大腸がんの危険因子です。
「便秘」によって早期に排出されるべき有害物質が大腸粘膜と長時間接触することになり、「免疫力が弱る」ことで本来であれば排除できたはずの異常細胞(がん細胞予備軍)が増殖しやすい環境になってしまうのです。
反対に、運動することで腸の内容物の通過時間が短くなり、発がん性物質の腸粘膜接触時間が減るため、定期的に運動する人は大腸がん(特に結腸がん)の発症リスクが20〜30%低減すると分析されています。
出典:『日本消化器病学会雑誌|大腸癌の予防』
なお、運動不足の状態に偏った食習慣がプラスされると肥満(特に内臓脂肪型肥満)になりやすくなりますが、これも大腸がんの発症要因になるため要注意です。
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飲酒される方は“休肝日”をつくる!

アルコールの摂取も大腸がんリスクを確実に高めます。アルコールは少量摂取であっても発症リスクとなり得ます。
というのもアルコールは、体内で分解される際に発がん性物質(アセトアルデヒド)を生じ、それが腸の細胞にダメージを与えます。通常、アセトアルデヒドは速やかに分解されるものですが、日本人の約半数は遺伝的にアルコール分解酵素の活性が低いため、アセトアルデヒドが体内に蓄積しやすい体質を持っているのです。
また、厚生労働省が策定した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では大腸がんは1日当たり20g程度のアルコール摂取で発症リスクが増加すると明記されています。
アルコール20gというと、ビール500mlやチューハイ350ml(7%で算出)などが該当するため日常的な習慣になってしまえば十分なリスクになります。
そのためできるだけ習慣づけないことが望ましいのですが、もし毎日飲酒されるような方であれば、『週に3日』は休肝日をつくるようにしてください。
出典:『多目的コホート研究(国立がん研究センター)|お酒・たばこと大腸がんの関連について』
禁煙すること!

同様に、喫煙も大腸がんの発症リスクを増やすことが分かっています。
タバコには数十種の発がん物質が含まれ、肺のみならず血流を介して全身の臓器に悪影響を及ぼします。「今は禁煙している」という方であっても、一度傷ついた臓器はほとんど修復されないため油断は禁物です。
国立がんセンターからも「喫煙者は非喫煙者に比べ大腸がんになる確率が約1.4倍、禁煙した場合でも1.3倍のリスクがある」との報告があるほどで、特に若年から長年喫煙している方にとっては軽視できないリスク要因になってしまうというわけです。
出典:『多目的コホート研究(国立がん研究センター)|お酒・たばこと大腸がんの関連について』
生活習慣にかかわらず発症要因になるもの
加えて以下2つの要因ですが、ここまで解説してきたものとは異なりこれらの原因は避けることができません。
- 年齢(40代以降)
- 大腸がんを罹患した血縁
ただし、リスクをきちんと知ることは早期発見につながります。ご自身に当てはまる内容なのかチェックしておきましょう。
加齢(40代以降)
誰しもが避けられない「加齢」ですが、年齢によって起きる細胞の遺伝子変異は大腸がんの発症原因になると考えられています。
実際に国立がん研究センターのデータでは、40歳を過ぎると発症率が増加し始め、50代以降では患者数が跳ね上がる傾向が読み取れます。
単なる加齢でも立派な発がん原因です。「元気だから大丈夫」ではなく、40歳を過ぎたら便潜血検査等のスクリーニングを毎年受け、50歳を過ぎたら1度は内視鏡検査を受けることを推奨します。
家族歴(遺伝)
それからもう一つの要因として「家族歴」が挙げられます。
遺伝的な要素はもちろんですが、大腸がんを発症しやすい生活習慣が共通していることが主な理由と考えられており、親・兄弟姉妹のような一親等に大腸がんの人がいる場合の発症リスクは一般よりも約2〜3倍に高まるといわれています。
ただし、若くして多数のポリープができる家族性大腸腺腫症(FAP)や遺伝性非ポリポーシス大腸癌(リンチ症候群)といった遺伝性症候群では、大腸がんになる確率が極めて高くなるため注意が必要です。
遺伝性のものは大腸がん患者全体の数パーセント程度と稀ですが、家族歴が明らかな場合は若いうちから内視鏡検査を始めるといった対策が有効です。
これらの身体的要因は自分ではコントロールできませんが、「リスクを自覚して早期発見に努める」だけでも身体を守ることにつながります。
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あなたのリスクは?大腸がんチェックリスト
ここまで大腸がんの原因を解説してきましたが、あなた自身はどのくらいのリスクがあるのでしょうか?以下のチェックリストで確認してみましょう。
当てはまる項目が多いほど大腸がんのリスクが高いと考えられますので、複数当てはまる場合は早めに検査を受けることをおすすめします。
【生活習慣関連】
- 肉類中心の食生活で、野菜や食物繊維が少ない
- 赤身肉・加工肉(ハム・ソーセージ等)を頻繁に食べる
- ほとんど体を動かさない生活を送っている
- 肥満気味(BMIが25超)
- お酒をよく飲む(毎日ビール500ml以上相当を習慣的に)
- タバコを吸う(現在喫煙者、または吸っていた過去がある)
【身体的要因】
- 年齢が40歳以上
- 身内に大腸がん患者がいる(親・兄弟姉妹など一親等)
- 男性である
- 大腸ポリープを過去に指摘された
- 潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患がある
当てはまる項目が多い方は、定期的な検診を受けることが大切です。
特に家族歴がある方や、生活習慣によるリスクが複数重なっている方は、早めに大腸カメラ検査を受けることをおすすめします。
大腸がんの早期発見には内視鏡検査が有効です
大前提、大腸がんは「予防が可能ながん」です。
生活習慣の見直しはもちろんのこと、大腸がんは多くの場合、ポリープ(腺腫)という良性腫瘍の段階を経て生じるため、がんになる前段階のポリープのうちに発見・切除してしまえば未然に防げるものなのです。
仮にすでにがんになっていたとしても、ステージIなら5年生存率95%以上とリスクは低く、早期であれば内視鏡による切除で完治が期待できます。
「便潜血検査」だけでは見逃されることも
会社の健康診断などで行われている「便潜血検査」(検便)ですが、この検査は完璧ではありません。すでに大腸がんができているにもかかわらず陰性と判定されることで見逃されるケース(偽陰性)が珍しくないのです。
便潜血検査は、がんがある程度進行して出血している場合には有用ですが、早期のがんやポリープだと出血量が少なく反応が出ないことが多々ありますし、逆に大腸がんがあるのに血液の付着した部分をうまく擦れなかったことで陰性になってしまうケースもあります。
特に小さなポリープではほとんど出血を伴わないため約20%未満の確率でしか便潜血検査に引っかからないとされています。
つまり検便が陰性でも100%安心とは言えないということです。
「陰性=異常なし」と過信して放置せず、確実な診断と予防のためにも内視鏡検査を受けてください。特に、50歳以上の方や家族歴がある方は、症状がなくても内視鏡検査を受けることが推奨されています。
当院の「痛くない・苦しくない」大腸カメラ(内視鏡)検査について
「内視鏡検査は痛くて苦しい」というイメージや経験から、受診をためらっている方も多いのではないでしょうか。
当院では、患者さんが安心して検査を受けられるよう、「痛くない・苦しくない」大腸カメラ検査を提供しています。
楽に受けていただくための3つの工夫
当院では、患者様の負担を最小限にするため、以下の3つの工夫を取り入れています。
1.静脈麻酔で眠っている間に終了
検査は麻酔を投与して行うため、ほとんどの方が眠っている間に検査が終わり、痛みや不快感を全く感じることなく、リラックスして検査を受けていただけます。
実際に当院で大腸カメラを受けていただいた患者様からも「こんなに楽だとは思わなかった」というお声をいただいています。
2.「軸保持短縮法+水浸法」でお腹の張りを軽減
大腸カメラでよくあるお腹の張り感や痛みは、内視鏡によって腸管が伸ばされた時に感じるものです。
そこで当院では自然なままの腸管の状態で、無理に伸ばすことなく内視鏡を挿入する「軸保持短縮法(じくほじたんしゅくほう)」を採用しています。腸管に無理な力を加えないため、内視鏡挿入時の痛みを大幅に減らすことができます。
加えて当院では大腸内視鏡検査で空気の代わりに少量の水を注入して、腸管をふくらませずに内視鏡スコープを挿入する「水浸法(すいしんほう)」という検査法を行っています。
水を使うことでスコープの滑りが良くなるのはもちろん、腸管を無理に伸ばしたりひねったりする必要がなくなるため、検査時の痛みや検査後の腹部膨満感を大幅に軽減できるのです。
当院では高度な技術と最新の設備により、腸管に負担のかけない「軸保持短縮法+水浸法」を組み合わせ、内視鏡検査の負担を大幅に軽減することが可能となりました。
3.前処置は自宅でリラックスして可能
大腸カメラでもっとも大変なのが、下剤を飲んで腸の中をきれいにすることです。当院では、この準備をご自宅で行っていただけます。
事前の診察で、下剤の飲み方や食事の注意点などを詳しくご説明し、専用のキットをお渡しします。リラックスできるご自宅で準備をしてからご来院いただけるため、精神的な負担も少ないと好評です。
もちろん、院内にもプライバシーに配慮した専用個室をご用意しており、ご希望に合わせてお選びいただけます。
検査結果を「覚えて帰る」ための工夫
当クリニックでは麻酔検査はもちろん、検査後の「麻酔拮抗薬」も“当クリニック負担”で行っています。
「麻酔あり」で大腸カメラを実施した場合、リカバリー室で休憩後に検査後の説明を行いますが「逆行性健忘(検査前の記憶を思い出せなくなること)」が生じることがあります。
一見すると意識は覚醒しており、会話もしっかりできる状態ですが、あとで「医師からの説明を十分に思い出せない・覚えていない」状態になります。これは麻酔薬の効果が残っている場合に起こります。
しっかりと検査を受け、その結果までしっかり理解して今後の暮らしに役立て頂きたい。それこそが我々医師の務めだと思い、覚醒が早い麻酔薬の使用や、覚醒するまで安心して過ごせるリカバリー室の完備など様々な工夫をしています。
見つかったポリープはその場で日帰り切除
検査の際に切除可能なポリープが見つかった場合は、その場で切除(日帰り手術)が可能です。
改めて入院する必要がなく、一度の検査で治療まで完了できるため、患者様の身体的・時間的な負担を大きく軽減できます。
【院長コラム】”切除するべき腫瘍”だけを見極めることが重要です

大腸カメラで大切なことは、癌化の危険性がある腫瘍性ポリープだけを確実に発見し切除することです。癌化することのないポリープ(非腫瘍性ポリープ)を治療する意義はありません。
大腸カメラは「ポリープを切除したか」で大きく費用が変わります。つまり「ポリープ切除を行ったか」によって患者様のご負担が大きく変わるということです。無駄な治療を行わないことは患者様の経済的なご負担を減らし、医療費を削減することで世界に誇る国民皆保険制度の持続可能性に寄与すると考えています。
腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープを正確に鑑別し、確実に腫瘍性ポリープのみを切除することは、内視鏡医に求められる必須の技術です。そして、検査あたりの腫瘍性ポリープ発見率(ADR;腺腫発見率)は、内視鏡医が実施する大腸カメラの精度を測る重要な指標とされています。
当クリニックでは「ADR(腺腫発見率)47%」の診察実績を踏まえて、患者様の負担を極限まで減らす大腸カメラ(内視鏡検査)を実施しています。
確かな技術と高い精度の安心な内視鏡検査で、大腸がんで苦しむ方を一人でも減らしたいと心から思っていますので是非お気軽にご相談ください。
米国における2024年推奨値「ADR(腺腫発見率)」:35%
大腸カメラの費用について
症状がある場合や、検診の結果で陽性となった場合の精密検査には、健康保険が適用されます。3割負担の場合の費用目安は以下の通りです。
- 観察のみの場合:5,000円〜7,000円前後
- ポリープを切除した場合:20,000円〜30,000円前後(ポリープの大きさや数によります)
鎮静剤の使用などによる追加費用はいただいておりません。また、ポリープ切除は手術に該当するため、ご加入の医療保険から給付金が受け取れる場合があります。
上記はあくまで目安です。詳細はお気軽にお問い合わせください。
まとめ:原因を知り、変えられることから始めよう
この記事では、大腸がんの原因について解説してきました。「変えられるもの」「かえられないもの」の違いはあれど、大腸がんの原因を知ることで、「自分は何に気をつければいいのか」が見えてきます。
「今日からできること」から少しずつ始めてみてください。
記事のポイント
- 大腸がんの原因は「変えられる原因(生活習慣)」と「変えられない原因(加齢、遺伝、性別)」に分けられる
- 男性に多い理由は、女性ホルモンの保護作用がないこと、飲酒・喫煙率が高いこと、検診受診率が低いことが挙げられる
- リスクチェックリストで複数当てはまった方は、早めに検査を受けることが重要
- 今日からできる予防策は、食生活の改善、適度な運動、禁煙・節酒の3つ
- 大腸がんは早期発見できれば5年生存率95%以上とほぼ治癒可能
そして何より大事なのは早期発見です。大腸がんは早く見つけさえすればほぼ確実に治せるがんです。
リスクチェックで気になる項目があった方、少しでも不安を感じた方は、ぜひ一度専門医に相談してみましょう。
当院では、消化器内視鏡専門医として12,000件以上の検査実績を持つ青木院長が”腺腫発見率47%”という高い診断精度で見逃しのない丁寧な検査を行います。
今このタイミングで行動すれば、将来の大腸がんは防ぐことができます。少しでも大腸がんの不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

