新型コロナウイルスの影響により、発熱症状に不安を感じる方が増えています。
当院では、発熱外来を設置し、専門の医師が診察と検査を行います。必要に応じて、PCR検査や抗原検査、抗体検査などを実施し、迅速かつ正確に診断します。感染予防対策を徹底した環境で、安心して受診してください。
新型コロナウイルスの影響により、発熱症状に不安を感じる方が増えています。
当院では、発熱外来を設置し、専門の医師が診察と検査を行います。必要に応じて、PCR検査や抗原検査、抗体検査などを実施し、迅速かつ正確に診断します。感染予防対策を徹底した環境で、安心して受診してください。
こんな症状がある方は、LINE予約・インターネット予約より、青木内科・眼科の発熱外来をご予約ください。
発熱は、多くの場合、ウイルスや細菌の感染が原因です。上気道や下気道、尿路系、消化器系、皮膚など、感染部位によって症状が異なります。病原体が体内に侵入すると、免疫細胞が活性化し、炎症反応が起こります。その結果、体温調節の目標数値が高くなり、発熱が生じるのです。
感染症以外にも、発熱の原因となる疾患が複数あります。具体的には、がんや膠原病などです。がん細胞は腫瘍熱と呼ばれる発熱物質を放出する性質があります。また、自己免疫疾患の一種である膠原病(間質性肺炎・関節リウマチ・全身性エリテマトーデスなど)は、自己の免疫細胞が体内の正常な細胞を攻撃することで、炎症を引き起こします。
感染症やがん・膠原病以外の発熱ケースとしては、熱中症や心因性発熱が挙げられます。熱中症は体内の熱がこもることで高熱状態が続くのが特徴です。一方で心因性発熱はストレスによって交感神経が過剰に活性化し、発熱物質が多量に分泌されることで生じると考えられています。発熱による不快感が強い場合には、体力温存のために適切な解熱剤の使用を推奨することがあります。
咳は、のどに異物が侵入した際に起こる防御反射です。ウイルスや細菌、ほこりなどがのどに入り込むと、体はそれを排除しようとして咳を誘発するのです。
咽頭痛は、風邪の初期症状としてよく見られる症状の一つです。ウイルスや細菌がのどに付着し、炎症を引き起こすことで、咽頭痛が生じます。炎症反応に伴い、のどの痛みとともに発熱が起こるのも特徴です。
鼻水は、鼻腔に侵入した異物を洗い流すために分泌される大量の液体です。透明な鼻水は、異物の洗浄液としての役割を果たしています。一方、黄色や緑がかった鼻水は、細菌やウイルスが混在していることを示唆しています。鼻水の色は、感染の有無を判断する手がかりになります。
ウイルスや細菌の感染時には、免疫反応の過程で産生されるプロスタグランジンという物質が、発熱や痛みを引き起こします。なかでも代表的なのがインフルエンザ感染時の関節痛です。
新型コロナウイルスは、インフルエンザや他の風邪疾患と症状が似ているため、臨床症状だけで鑑別するのは困難です。正確な診断には、ウイルス検査が必要不可欠です。
当院では、高感度の鼻咽頭スワブ検査を実施し、新型コロナウイルス感染の有無を判定しております。
溶血性連鎖球菌(溶連菌)は、主にのどに感染し、のどの痛みや高熱などの症状を引き起こします。時に、体や手足に発疹が現れることもあり、これを猩紅熱と呼びます。溶連菌感染症は、深刻な合併症を引き起こすリスクが高まるため、適切な診断と治療が必要な疾患です。
インフルエンザの主な症状には、高熱、咳、喉の痛み、筋肉痛、全身の倦怠感などがあります。特に高齢者や小児、基礎疾患を持つ人々にとっては、インフルエンザは重篤な合併症を引き起こすことがあるため、ワクチンによる予防が有効です。
また、インフルエンザにかかってしまった場合は、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。抗インフルエンザ薬の使用により、症状の緩和や病気の進行を抑えることができます。
予約はすべてインターネットで完結することができます。
診察に必要な情報を問診票に記入し、受診したい時間を選択すれば予約完了です。
当院では抗生剤の適正使用に努め、ウイルス感染症が疑われる場合には対症療法を基本として行います。38度5分以上の発熱や痰絡みの咳、強い咽頭痛など 細菌感染症を否定できない場合には、経験に基づき抗菌薬による加療を行います。
新型コロナウイルス感染症が否定できない場合は、その場ですぐ結果をお知らせできる、核酸増幅法(NEAR法)により、15分で感染診断が可能です。診療の際は、感染対策の観点から基本的に電話で行いますが、必要な場合は感染対策を施した診察室にて対面診察を行います。
NEAR法は、さまざまな種類がある遺伝子検査(核酸増幅法)の中でも最新、かつ急速に普及が進んでいる検査です。
事前ご予約・
事前問診について
新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のために、
青木内科・眼科の発熱外来では下記の対策を行っております。
発熱外来を受診される方は、事前予約が必須です。初診の患者様もご予約ができます。
LINE予約、インターネット予約にて、事前問診表に必要事項の記入の上、受診可能な日時を選択してください。
お電話(050-3642-1034)にてご予約も可能です。お気軽にご相談ください。
可能な限り自家用車にてご来院をお願いいたします。
クリニック西側の駐車場に停めたら、直ちに電話でご来院をお知らせください。
必要に応じて新型コロナウイルス感染症などの迅速検査を車内で行います。
お電話にて診察を行いますが医師が必要と判断した場合は、
感染者様診察室にて対面診察を行います。
院内にある自動会計機にて、非接触でお会計を行います。
隔離が必要と判断された場合は車内でお会計を行います。
当院の胃痛外来では、経験豊富な医師が丁寧に問診と検査を行い、患者様一人ひとりに合わせた診断と治療方針をご提案します。胃痛の原因はさまざまですが、多くは胃の「防御因子」と「攻撃因子」のバランスの崩れによって引き起こされます。
防御因子は胃酸から胃壁を守り、攻撃因子は食物の消化を促進します。通常、これらはバランスを保っていますが、ストレスや不適切な食生活、薬の影響などで調和が崩れると、胃壁が炎症を起こしたり潰瘍ができたりして胃痛が発生するのです。
胃痛の症状によっては、重篤な疾患に関わっている可能性もあります。そのため、注意深い観察と適切な対応が必要です。
こんな症状がある方は、LINE予約・インターネット予約より、青木内科・眼科の胃痛外来をご予約ください。
心窩部(みぞおちとも呼びます)の痛みや不快感は、さまざまな病気で起こります。
原因を解明するためには胃カメラや腹部超音波を受けていただき、器質的な疾患・機能的な疾患のどちらかに分けることが重要です。
1年以内に検診や検査を受けている場合は、胃痛外来受診時に結果をお持ちください。再検査が必要ないケースもあります。
器質的な疾患があれば、原因疾患の治療が最優先になりますが、機能的な疾患が原因の場合は症状に応じた治療がメインとなるため、知識と経験が重要になります。
当院では、経験豊富な消化器病専門医による胃痛外来を開設しています。胃痛のお悩みをお持ちの方は、ぜひ当院の胃カメラ検査を受診してください。
逆流性食道炎は、不規則な食事や腹圧を上昇させる姿勢などが原因で、胃酸が食道に逆流することで発症します。胃酸や消化液が食道の粘膜を刺激し、胃痛や胸やけ、酸っぱいゲップ、咳、喉の違和感、嚥下困難、声のかすれなどの症状を引き起こします。
胃潰瘍は、ストレス、過食、刺激物の過剰摂取、飲酒や喫煙、痛み止めやステロイドの長期服用によって引き起こされます。これらの要因が胃粘膜に繰り返しダメージを与えることで、粘膜がただれ、くぼみが生じます。結果的に、食後のみぞおちの痛み、吐き気や嘔吐、吐血や下血、タール便、貧血、体重減少、食欲不振などの多様な症状が現れます。
ピロリ菌感染や痛み止め・ステロイドなどの長期服用が主な原因となる十二指腸潰瘍は、みぞおちの痛み(特に空腹時)、吐き気・嘔吐、黒色便、背部・腰部の痛みなどを伴います。早期発見と適切な治療が重要です。
好酸球性消化管疾患は、食物などの抗原がアレルギー反応を引き起こし、好酸球という炎症性白血球が消化管に多数集積した状態です。慢性的な炎症により、消化管機能に障害が生じます。症状としては腹痛、下痢、嘔吐、体重減少などが見られます。
好酸球性食道炎は、好酸球が食道に集積して慢性炎症を引き起こす病気です。食事の際に胸やけや胸痛、つかえ感を感じることが多く、稀な病気ですが近年増加傾向にあります。診断には内視鏡検査による粘膜生検が必要です。
急性胃炎は、細菌(ピロリ菌など)やウイルスの感染、鎮痛薬の服用などによって起きる比較的強い胃痛症状を伴う病態です。胃/十二指腸潰瘍など器質的疾患との鑑別のため、内視鏡検査で胃粘膜の状態を確認する必要があります。内視鏡で明かな異常を認めない事も多く、異常を認めない場合はストレスなどが原因の急性胃痛症と考えます。
慢性胃炎は主にピロリ菌感染が原因です。
基本的に症状はありませんが、炎症が長く続くと萎縮性胃炎となり、胃がんなど病気リスクが高くなります。近年では、自己免疫性胃炎や非ピロリ菌ヘリコバクター胃炎(Non-Helicobacter pylori-Helicobacter:NHPH)などピロリ菌感染を原因としない慢性胃炎も増えています。
胃がんは初期にはほとんど無症状で進行することが多く、病気が進行するにつれて胃痛、貧血、黒色便、体重減少、脱力感などの症状が現れます。主要なリスク因子としては、ピロリ菌感染、萎縮性胃炎、喫煙、遺伝的要因などが挙げられます。胃がんの予防と早期発見のためには、定期的な胃内視鏡検査が重要です。
ピロリ菌感染はほとんどの場合、幼少期に起こり胃に慢性的な炎症を引き起こします。感染が長期化すると、胃粘膜の萎縮や腸上皮化生が進行し、萎縮性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、などの病気のリスクが高まります。
器質的な疾患とは、内視鏡検査などで異常がある「目でみて診断できる疾患」を指します。
機能性ディスペプシアは、みぞおち付近の痛みや不快感、もたれ感などの症状が長く続くにもかかわらず、検査を行っても明確な異常が見つからない病気です。機能性ディスペプシアには、食後のもたれ感が強い食後愁訴症候群(PDS)とみぞおちに痛みを感じやすい心窩部痛症候群(EPS)があります。
機能性ディスペプシアの病態は複雑であり、ストレス、食事、内臓知覚過敏など様々な要因が重なって起きると考えられています。
過敏性腸症候群(IBS)は、大腸や小腸に明確な異常が見られないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛、腹部膨満感などの症状が現れる病気です。ストレスや食生活の乱れ、腸内細菌のバランス変化が関与しているとされています。改善のためには、症状に合わせた食事療法や薬物療法、ストレス管理などの総合的なアプローチが必要です。
胃カメラ(上部消化管内視鏡)は、鼻や口から細径の内視鏡を挿入し、咽頭・食道・胃・十二指腸の状態を直接観察する検査法です。上部消化管の炎症・潰瘍・ポリープ・腫瘍の有無を的確に診断するために不可欠な検査となっています。
粘膜の様子を観察すること以外にも、検査中に組織の一部を採取する精密な検査や、胃がんの早期発見が可能です。
便秘は多くの人が抱える悩みです。医学的には、便秘症の診断基準は、排便のない状態が3日以上続き、排便時に困難を感じる場合とされています。
食生活の偏り、運動不足、水分不足など便秘の原因は多岐に及びますが、まずは生活習慣の見直しから始めることが重要です。もしも生活習慣の改善を行っても改善が見られない場合は、薬物療法を検討します。
便秘は不快なだけではなく、さまざまな疾患のリスクを高めます。もし少しでもお困りの点があれば当院までお気軽にご相談ください。
こんな症状でお困りの方は、青木内科・眼科の便秘外来までご相談ください。
機能性便秘は、大腸の蠕動運動の低下が主な原因です。便を肛門に運ぶ機能が低下すると便が腸内に長時間とどまるので、水分が過剰に吸収されて、便が硬くなります。なぜ大腸の蠕動運動の低下が起きるのかは詳しくはわかっていません。しかし食生活の乱れやストレス、運動不足などによる自律神経の乱れが背景にあると考えられています。
器質性便秘は、大腸の器質的疾患によって消化管の通過障害が生じ、便秘を引き起こしている状態です。
先天的な腸閉塞や腸の形態異常、腫瘍や炎症による狭窄などが原因となります。器質性便秘は自然な治癒が期待できないので、根本的な疾患を治療することが症状改善の鍵となります。
便秘傾向や便の細小化、血便などの症状が大腸がんに繋がっている可能性があります。
大腸がんは、大腸粘膜から発生する悪性腫瘍です。日本人のがん死亡原因の上位を占める疾患の一つとなっています。
過敏性腸症候群(IBS)は、腸の機能異常によって引き起こされる疾患です。便意と関連した腹痛や、便秘と下痢を繰り返すことなどが特徴です。これらの症状は、ストレスや食生活の乱れ、腸内環境の変化などが原因とみられます。特に精神的ストレスが強く影響し、症状が悪化することがあります。
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜にびらんや潰瘍が形成される炎症性腸疾患です。下痢(血便を伴うことがある)や頻回な腹痛が主な症状です。この病気は、免疫異常が関与していると考えられており、原因はまだ完全には解明されていません。
大腸メラノーシスは、大腸刺激性下剤の長期使用により大腸粘膜に色素沈着が生じ、黒色化する状態です。大腸メラノーシスは通常無症状ですが、大腸の正常な機能を妨げる可能性も考えられます。大腸刺激性下剤は比較的効果を感じやすいですが乱用は避け、適切な使用方法を守ることが大切です。
クローン病は、消化管全域に炎症や潰瘍、びらんを引き起こす難病です。特に若年層に多く見られ、腹痛や下痢、減少、栄養不良などの症状が慢性的に続きます。クローン病は原因が不明で再発しやすいことから、治療には長期的な管理が必要です。
排便時の肛門への過度な圧力によって、出血や痛み、化膿などが生じている状況です。便秘や長時間の座位、妊娠などの要因によって発症リスクが高まります。症状は軽度なものから重度なものまでさまざまで、日常生活に大きな影響を与えることもあります。
便秘で困ったときに、市販のお薬やサプリメント、漢方茶などを服用されている方も多いかと思います。しかし、市販のお薬やサプリメントの中には大腸への刺激が強いものが多く、服用には注意が必要です。
長期にわたって大腸刺激系の下剤や漢方を服用している人の腸は黒ずんでしまうことがあり、このような病気を大腸メラノーシスと呼びます。
大腸メラノーシスになると、薬を飲まないと便が出なくなる状態になり、服用している薬の効果も弱くなるなどの問題が起きます。便秘が長く続く場合は自己判断せず、ぜひ便秘外来にご相談ください。
便秘外来で使う治療薬には以下のような種類があります。
便を柔らかくする薬 |
浸透圧下剤副作用が少なく気軽に使える。効果はやや弱い。 上皮機能変容薬比較的新しい薬で、効果が高く長期服用にて体質改善効果も期待できる。 |
---|---|
大腸を刺激する薬 | 効果は高いが長期に服用すると大腸メラノーシスの原因となるので、主に頓服で服用する。 |
漢方薬 | 漢方成分であるセンナ・ダイオウは「大腸を刺激する薬」に該当するため、大腸メラノーシスの原因となることがある。 |
便秘外来では特に「上皮機能変容薬」を積極的に使用しています。 新しい薬で服用に少しコツがいりますが、下剤の長期服用によって生じた大腸メラノーシスを改善し、便秘の体質を根本から改善する効果も期待できるとても画期的なお薬です。 頑固な便秘でお困りでしたら、まずは大腸カメラ(大腸内視鏡)を受診してください。
当院では大腸内視鏡検査を通じて便秘の原因を詳しく調べることが可能です。大腸内視鏡検査は、内視鏡を肛門から挿入し、先端に装着された小型カメラで大腸内部を詳細に観察する検査法です。この検査により、便秘の原因となる病変を迅速かつ正確に診断し、適切な治療方針を立てることができます。便秘は、痔や腸炎、大腸ポリープ、大腸がんなどの消化器疾患が関わっていることもありますので、少しでもお悩みの点、普段とは異なる違和感などがあれば早急に当院までご相談ください。
肛門周辺のお悩みは、デリケートな問題だと感じる方が多く、なかなか相談しづらいものです。しかし、肛門の不調を放置すると、症状が悪化したり、重大な疾患を見逃したりする可能性があります。
当院の肛門外来では、患者様の立場に立った丁寧な診療を心がけ、安心して相談していただける環境を整えています。
こんな症状でお困りの方は、青木内科・眼科の肛門内科・血便外来までご相談ください。
便秘や下痢などの排便障害をはじめ、デスクワークなど同一の姿勢をとることが多い現代人はお尻のトラブルに悩まされがちですが、
実は、痔核のほとんどは早期であれば薬や生活指導など「切らない治療」が可能です。
肛門外来では、きめ細やかな生活指導、外用薬による治療で「切らずに治したい」皆さまのご要望を叶え、お尻のトラブルを解決いたします。
など、肛門と大腸の病気は関連があることも少なくありません。お尻に異常を感じたら、一度は大腸内視鏡検査をおすすめしています。当院では、経験豊富な内視鏡専門医による大腸内視鏡検査が可能です。
ぜひ、どんなお悩みでもご相談ください。
痔核は、肛門部の血管やその周囲の組織が腫れ上がった状態です。一般的に「いぼ痔」と呼ばれています。発生する位置によって内痔核と外痔核に分類されます。過度のいきみや血行障害などが発症の主な原因です。
肛門の粘膜に傷ができた状態を裂肛と言います。排便時の痛みや出血を伴うことがほとんどです。痛みから便意を我慢することで、便が硬くなり、症状がさらに悪化する可能性があります。
肛門周囲膿瘍は、肛門周辺に膿がたまる状態です。この膿が通り道を作り、肛門(直腸)と皮膚の間にトンネルのようなものを形成することがあります。このような状態を痔瘻と呼び、痛みや腫れを引き起こすため、適切な治療が必要です。治療には膿を排出するためのドレナージや、場合によっては手術が行われることがあります。
便潜血と血便は異なります。便潜血は便に目に見えない血液が混ざっている状態です。
大腸がんをはじめとする消化管の疾患を示唆する重要な徴候であり、詳しい検査が必要です。定期的な健診と早期発見が大切です。
過敏性腸症候群(IBS)は、腸の機能異常によって引き起こされる疾患です。便意と関連した腹痛や、便秘と下痢を繰り返すことなどが特徴です。これらの症状は、ストレスや食生活の乱れ、腸内環境の変化などが原因とみられます。特に精神的ストレスが強く影響し、症状が悪化することがあります。
大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる原因不明の疾患が潰瘍性大腸炎です。粘血便や下痢、腹痛などの症状が特徴的で、難病に指定されています。症状に応じた薬物療法や手術療法が必要です。
虚血性大腸炎は、動脈硬化や腸管の内圧上昇によって大腸への血流が低下することで炎症が生じる病態です。便秘気味の方や、若い女性にも見られます。主に夜間に発症し、突然の腹痛・大量の排便の後に下痢・血便が出現します。大腸内視鏡検査で特徴的な潰瘍性病変を認めることで診断します。
大腸の粘膜から発生する悪性腫瘍が大腸がんで、便潜血や排便習慣の変化(便秘や下痢)などの症状を呈します。ただ初期段階ではほとんど症状に気づきませんが、早期発見・早期治療が予後を大きく左右します。定期的な検診と異変への注意が大切です。
クローン病は、消化管全域に炎症や潰瘍、びらんを引き起こす難病です。特に若年層に多く見られ、腹痛や下痢、減少、栄養不良などの症状が慢性的に続きます。クローン病は原因が不明で再発しやすいことから、治療には長期的な管理が必要です。特に若年者に難治性痔瘻や肛門周囲膿瘍を認める場合は、クローン病の肛門病変である可能性があるため注意が必要です。
当院の肛門外来では、豊富な経験を持つ肛門科専門医が、患者様の症状や生活習慣を詳しくお伺いし、適切な検査を行います。肛門の視診や触診、肛門鏡検査に加え、必要に応じて大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を実施し、より詳細な観察を行います。大腸内視鏡検査では、細径のチューブを肛門から挿入し、先端に搭載された小型カメラで大腸内部を直接観察します。この検査により、痔疾患だけでなく、大腸ポリープや大腸がんなども的確に診断することが可能です。
当院は理学療法士3名、鍼灸師1名の体制で外来リハビリテーションを行っております。
お身体の状態についての悩みをお聞かせください。お一人おひとりに合わせたリハビリプログラムを作成し、一緒に取り組んでまいります。お気軽にご相談ください。